夢のマイホームが だんだん手の届かないものになるのかな…
ここ数年の住宅市場は大きく変わってしまいました…
建築資材の高騰、人件費の上昇、世界情勢の不安定さetc. 挙げていけばキリがないかもしれませんが いろいろな要因が絡み合い 以前よりも価格上昇してしまったのが現状です。
主な要因を取り上げてみますので 今後の展望も含め 参考にしてみてくださいね…

【 注文住宅の価格が上昇傾向にある理由 】
国土交通省の住宅関連データによると 2020年から2024年の5年間で 注文住宅の建築費は 1.5倍以上 高騰したとの記載がありました。
常日頃からモデルハウスで接客そして販売している私たちのような現場当事者はこの状況を痛感しています。
2020年1月より始まった コロナ禍 により マイホームセンターに週末など気楽に来店するスタイルから HPでの来場予約制のスタイルに住宅会社 各社様変わりし これまでの販売方法も一新されました。
また住宅性能に関してもGX対応型など大きな変化が訪れます。
価格高騰には様々な理由がありますが 主なものとして 4つの要因に触れてみましょう!

① 建築資材の価格上昇
おそらく一番影響がある要因が建築資材の価格高騰かと思います。
新型コロナウイルスの広がり そして世界情勢の中から起きた「 ウッドショック 」による木材価格の急騰は住宅建築に非常に大きな影響を及ぼしました。
その後のロシアによるウクライナ侵攻などにより 木材の価格は高止まりし 更に 鉄骨、コンクリート、断熱材、外壁材など 同様に価格上昇は避けられませんでした。
ここへ来て アメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃も始まり エネルギー価格に多大な影響を及ぼしています。
また違った方向性からですが GX対応型住宅などにより 環境負荷の低い建材や高性能な断熱材の需要が増加しました。この方向性からも高性能化=資材価格の押上げ の流れに拍車が掛かります。
今後も国際情勢や為替 また高性能化の流れも含め 今後もコストは上昇していく傾向にあると思いますね!
② 住宅設備の価格上昇
こちらも建築資材と同様に価格上昇の傾向にあり住宅価格高騰の大きな要因となっています。
キッチン・バスルーム・トイレ・給湯器・エアコンなどの住宅設備は当然ながら必要不可欠なものです。
半導体不足、原油価格高騰からの影響も非常に深刻な問題です。
また高性能化された住宅設備も省エネなどの長期的メリット重視ではありますが 導入費用は住宅価格に上乗せされ 住宅の価格上昇という形で納まります。
省エネ概念での太陽光発電・蓄電池も同様ですね!
こちらも今後のコスト上昇の傾向は避けられないと思われます…

③ 人手不足からの人件費高騰
建築業界で待った無しの深刻な問題 それは人手不足…
少子高齢化の進展に伴い 建築現場では高齢化と若年層の入職者減少が続いており 必要な労働者を確保することの困難さから 建築コストの高騰に直結する状況に陥っています。
熟練の技術者や技能の高い職人は希少価値の高さから重宝され労働力を確保するためには高額な人件費を要し また 若年層のなり手不足は今後の人件費の掛け方にも変化が生じます。
この慢性化した人手不足から 作業の効率化や工事内容の変革等 今後も建築コストに影響を与えていくこと間違い無しでしょう…
④ インフレからの物価の上昇
我が国は長く続いたデフレからインフレにシフトしており昨年はインフレ率が3%を超えました。今年に入ってからは鈍化しており昨年のようなことはありませんが それでも世界情勢や為替レートによって物価の上昇は免れません。
物価が上昇すれば資材価格の高騰はもちろんのこと 人件費・輸送費なども伴って上昇していきます。
現在の情勢では 物価の上昇に一部の大手企業などを除き 賃上げが追い付いておらず 生活水準は低迷している感が否めません。
住宅の価格上昇と手の届かない夢のマイホームへの買い手の心境が垣間見えます…

【 住宅ローン金利上昇 】
住宅価格の上昇傾向が続く中で 住宅ローンの金利も 2025年より引き上げられてきました。
2024年の金利政策正常化以降 段階的に引き上がることはわかっておりましたが 住宅購入費用が高騰する中での金利上昇は購入希望者にとっては厳しい現実です。
これまでの金利が低すぎたこともありますが 毎月の返済額や総返済額の増加はここ数年前より住宅購入を考えていた方々には急に重く圧し掛かってきた問題です…
金融機関も貸し出す為の工夫として 50年返済などといったかつては考えもしなかった手段で契約者の確保に努めていますね (^^;
今回は 注文住宅の価格向上という問題について検証してみました。
おそらく この先も建築資材の高騰・人件費の高騰・物価上昇の煽り・金利の上昇 などの観点から 注文住宅の価格は右肩上がりになっていくのではないかと思われます。
さまざまな要因からマイホーム新築への階段が少し高く感じられる傾向ではありますが やはり住宅市場の状況を正確につかみ 世界情勢にも目を向け 情報収集を怠らず 計画的な資金計画を考えてマイホーム実現にむけて頑張っていくしかない… と私は思います (^^;


コメント