集成材とは何 ⁉ 無垢材との違いや特徴について!

お手伝いアドバイス

住宅建築で多く使われる集成材について検証してみましょう…

現在の住宅建築の木材は 集成材無垢材のいずれかが使われています。
言葉は聞いたことがあるけど どのようなものなのか…
業界人には当たり前ことでも 初めて家を建てようとする皆様には (・・? ですよね!

今回はこの集成材について 無垢材との違い メリット・デメリットの検証をしてみます (^^)/


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【 集成材と無垢材の違いとは? 】

住宅にはさまざまな木材が使われていますが 集成材と無垢材の2種類に分かれます。
違いは次の通りです…

集成材: 複数の木材を集め接着剤で貼り合わせて作られる人工の木材
無垢材: 切ったままの木を加工した木材


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【 集成材の種類 】

1⃣ 構造用集成材
主に住宅の柱や梁などの主要な構造部分に活用されるもの

2⃣ 造作用集成材
主に内装材として窓枠や建具 家具などに使われるもの


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「 集成材を活用するメリット 」

① 一定の品質が保たれる
集成材は木材の節や割れなどを除き 良い部分のみを選択して貼り合わせているので 品質のばらつきといった点が出にくく 均一な製品としての木材になります。
また木材そのものの反りや曲がりなどの弱点を切除してあるので 強度を保てるといった利点がありますね!
無垢材と比較して加工品の為 色柄なども統一出来るので 造作材として品質も さることながら デザイン性も高くなります。

② 思い通りの製品を作ることが出来る
無垢材は本来の木材以上の長さや厚みを形に出来ません。
しかし集成材は複数の木材を組み合わせて作るので 希望に合わせた厚みや幅 長さなどを実現出来ます…

③ 手頃な価格設定が可能
無垢材は1本の木材から切り出す為 製造可能な数量に限りがあります。
その点 集成材は需要に合わせた製造が出来るので 無垢材に比べ 比較的 手頃な価格設定が可能です。


④ 表面加工で幅広い活用
集成材に単板シートを貼ると 無垢材の見た目のような質感になります。
壁の中ではなく表に見える柱などとして 無垢と見間違えるような仕上がりで使用出来ます。
無垢材の質感や雰囲気を出すのに比較的 安価で対応が可能です。

⑤ お手入れが楽
無垢材に比べると水に強い点で お手入れが楽なケースが多くみられます。


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「 集成材を活用するデメリット 」

①接着剤の経年劣化の恐れ
近年の集成材の技術は非常に優れ 貼合わせ部分が剥がれるということは稀なことかもしれません。
しかし接着剤の強度というものは少なからず経年劣化の影響で落ちてくることは間違いありません。
集成材の耐久年数=接着剤の寿命
可能性という点では考えておきましょう。

②湿気に対する継ぎ目の剥離
木材の重ね合わせた集成材は湿気た状態が長く続くと継ぎ目から剥離する可能性も考えられます。
無垢材と同様に木材は湿気に弱いという点は押さえておきましょう。

③シックハウス症候群の恐れ
接着剤で貼り合わせているのでシックハウスの原因となることがあります。
構造用集成材などは【F☆☆☆☆】※エフフォースター を使いますので 基準値が低く安全性が高いため比較的問題にはなりませんが ホームセンターなどで安価に売られている造作用集成材を使った組立家具などはホルムアルデヒド値が高いケースもありますので購入時には注意が必要ですね!

■シックハウス対策として JASホルムアルデヒド放散基準値 が定められていますので検索してみてくださいね…


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一般的に木造住宅といっても 使っている材料として 無垢材と集成材 があり 同じ木材でも違いが御理解頂けましたでしょうか…
現在の戸建新築住宅では 約85%を占める木造住宅です。また鉄骨やコンクリート住宅といっても内装材は ほぼ木造ですね (^^)/

これから新築住宅を検討したいと思っている皆さん どのような構造でも 木材とは必ず縁があります。
今回の集成材について 知っておいて損はないと思いますよ (^^)v


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