メリットやデメリットについて検証してみましょう…
長期優良住宅とは…
『 長く良好な状態で住み続けるめの措置を講じた性能の高い住宅 』のことを指し…
【 長期優良住宅の普及の促進に関する法律 】の基準で設計されています。
ただ性能が良くて優れた住宅というイメージで捉えている方も多くおられると思いますが 当然のことながら メリットとデメリットも存在しますので検証してみますね (^^)/
< メリットについて >
①登録免許税の減税
住宅を取得した際の手続きや登記時に発生する税金です。
一般住宅: 評価額の0.15% 長期優良住宅:評価額の0.1%
②不動産取得税の減税
不動産取得税の控除額 一般住宅:1,200万円 長期優良住宅:1,300万円
③固定資産税の減税期間の延長
一戸建て一般住宅:3年 一戸建て長期優良住宅:5年
④地震保険料の減額
長期優良住宅の認定基準に耐震性があります。すべての長期優良住宅は2等級以上が原則です。
耐震等級2等級の割引率:30% 耐震等級3等級の割引率:50% 非常にお得ですね!
< デメリットについて >
①建築コストが高くなる
長期優良住宅では法律の基準を満たすために 一般住宅よりも建築費や材料費が高くつきます。
中小工務店などでは 20~30% アップする場合もあります。
また申請費も別途掛かるケースもありますので注意しましょう!
②建築工期が長期化する
認定の手続きと検査等で工期が長期化することがあります。建築確認申請も余裕をもって提出することが必須ですね。工期が1ヶ月くらい延びるケースもありますので事前にご承知ください。
③定期点検・修繕が必要です
長期優良住宅には 「 維持保全計画 」 を提出する必要があります。この維持保全計画に沿っていない場合は認定の取り消しもあります。また上記のメリットも すべて白紙で優遇分の返還を求められる場合 も考えられますね…
定期点検やメンテナンスには 有料のケースもありますので 建築前に必ず建築業者に対して内容確認が必要です!
長期優良住宅 は言い換えれば 長期有料住宅 とも言えます!
今一度 契約の前に 今後に発生する有料な費用の確認を建築業者に問いてください…
今後 所有者になる皆さんには保全計画に基づいての 点検や修繕を行う義務が発生しますよ!
ただ単純に 今どきは長期優良住宅があたりまえ! とか 家の価値の判断材料とか なんとなく流されるように捉えないようにしましょう…
住宅メーカー各社 保全やメンテナンスの内容 有料の基準など 保全計画に差があります。 契約前に必ず 長期優良住宅の内容確認 ‼ 必須ですので実施してくださいね (^^)/
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