住宅展示場で勧められた全館空調っていかがなもん…
全館空調って家中が快適な温度になりストレスから解放される！
そんな売り文句のこの画期的で優れた冷暖房システムは はたして本当に 良いのか悪いのか…
ちょっと考えてみましょう。
<まず メリットです！>
家中の温度を均一に近づけられる
夏暑くて冬寒いとは無縁です。快適な睡眠も約束されたようなもの… 寝苦しさや布団から出たくない症候も皆無でしょう。
また冬のヒートショックの危険回避としてもリスクの削減に繋がります。
（断熱性能と気密性能が高い家でないと厳しいですが…）
室内外の美観を保てる
エアコンを各部屋ごとに付けないので室内の冷暖房機器が無く また外部も室外機が少なくて済む為 スッキリとした美観を保てますね。
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<次にデメリットです！>
初期費用が高くつく
エアコンなどに比べて導入費用が高額になります（100～400万円くらい？）が相場ではないでしょうか…
電気代が高くつく
基本的に24時間ずっと家中に冷暖房を入れるので快適さの代償としてランニングコストが高くつきますね。
部屋ごとに温度差をつけられない
体感温度は人それぞれです。家族の中には暑がりや冷え性の方もおります。全員が心地よく感じるとは限りません。
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<注意点として>
私が思う注意点としては 全館空調メーカーは 設備機器の定期メンテナンスは必須 だということです。
今後のアフターサービスは当然の事ですが … ちょっと斜めで考えると 家はこれから何十年もの間 生活するもの。年月が経過するということは システム自体も進化や変化が訪れます。これらの経過から このシステムも過去のものになってしまう可能性について どうでしょうか？
部品の確保や保証の継続など様々な問題点も考えないといけません。
エアコンのように家電量販店で買い替え交換という訳にはいきませんよね！
かつて一世を風靡した セントラルクリーナー（建物全体にビルトインされた集中式掃除設備）は メーカー撤退で現在は修理を受けてくれるところが無いようです…
ちょっと逸れますが 普通自動車の4WSシステムも消えましたね (-_-;)
画期的システムは時代によって変化していきます。パッと出ては消えていくものをこの業界の中で数多くみてきました。私の持論では 家は長きに渡り代々で住むものなので 出来るだけシンプルなものをお勧めしたい ! と常々考えております。
全館空調は快適かつ画期的なシステムですが 今後の推移は誰にもわかりません。ただ言えるのは 設置後のメンテナンスについては住宅会社に事前に しっかりと確認して 計画中の家に このシステム採用の有無を判断することをお勧めしたいと思いますね…
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