棟上げ や 上棟式 って何 ⁉ 特別な1日に (^^)

お手伝いアドバイス

なんか古い習わしみたいだけど…  あまり聞いたことないなぁ ~

私が子供のころ 近所で新築の工事が始まると 建前の日に よく 投げ餅 をしていて 友達と拾いにいった記憶があります。
最近では あまり見かけなくなった光景ではありますが…
今回は 棟上げ上棟式 について触れてみたいと思います。

【 棟上げ とは 】

在来工法の木造住宅 において 着手から完成までの中間くらいにある工程で 屋根の最上部にある 棟木(むなぎ)という材料を取り付ける作業を行なう ことです。
棟上げ(むねあげ)といいますが 建前(たてまえ)とか 建方(たてかた) それに 上棟(じょうとう)とも呼びます。
棟上げの日は 朝から作業を始め 1階の柱から 屋根に至るまで の骨組みを 1~2日で作り上げます。
レッカーで材料を釣り上げながら作業を行ないますので 遠くからみても 棟上げしている場所は見つけやすいものですね (^^♪

2×4住宅やプレハブ住宅 パネル工法などでは 棟上げという作業がありませんので 在来木造住宅 独自の特徴かと思います。

なお 先ほど 棟木を取り付けるのが 棟上 と説明しましたが 地域によって 捉え方も違い 屋根を張るまでが 上棟という認識もあるようです。
古くからの習わしですので 地域差があるのも 当たり前ですかねぇ…


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【 棟上げ 当日の流れ 】

棟上げ当日は 棟梁(とうりょう)は 他の現場の大工さんたちに応援に来てもらいます。よって人数も 7~10名 ほどの大工さんで作業を行ないます。
休憩を挟みながら(10時・昼・15時くらい) 重機を使い一気に骨組みを組み立てていきます。
小雨程度なら決行しますが 風の強い日などは重機(レッカー)を使うため 煽られると危険ですので中止になるケースもあります。
朝から作業を始め午後4時くらいに終了し片付けに入るようなスケジュールが一般的ですね!

※棟梁(とうりょう):  大工職の親方 (責任者)

片付け完了で終了となりますが 上棟式 を執り行う際は このあとに実施となります!


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【 上棟式 とは 】

上棟の際に行われる 上棟式 とは 家屋の守護神と大工の神を祀って 棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに 工事の無事完了を祈願する お祝いの儀式です。
一般的に 建築主様は 建ててくれた職人さんに感謝の意をもって 手土産やご祝儀を渡したりするなど おもてなしをして 労いの気持ちを表します。

上棟式は 正式に執り行う場合は 神社の神主さんなどに依頼をするのですが 近年の主流は 略式ですので 棟梁や現場監督が取り仕切って実施するケースが ほとんどではないでしょうか…
上棟式は 正式に執り行う場合は 神社の神主さんなどに依頼をするのですが 近年の主流は 略式ですので 棟梁や現場監督が取り仕切って実施するケースが ほとんどではないでしょうか…

上棟式(略式)の流れは次のような感じです…

①棟梁が棟木の上に 飾り物(幣串へいぐし)をつける
②祭壇に飾り物をつけ 御幣ごへい や 神饌物しんせんぶつ を供える
③四方固めの儀 建築主と棟梁が 家の四隅の柱に 塩・酒・お米・水などを撒いて清める
④工事安全を祈願して 二礼二拍手一礼 をする
⑤直会なおらいの儀 建築主が挨拶をして乾杯
⑥手締め
⑦建築主から棟梁や大工などに ご祝儀や手土産などを渡す

※投げ餅などをやる地域などは 上棟式を執り行う前に 実施をします (^^)/

在来木造住宅で執り行う 上棟げ上棟式 について 簡単にまとめてみました。
ここ暫くは 私も 木造住宅に携わってこなかったせいか 上棟式には縁が無かったので ちょっと振り返ったような感じになってしまい 深い突っ込みが出来ず 浅い内容となり 誠に申し訳ございません m(_ _)m


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1つだけ大事なことを申し上げると 暦の六曜でいう 三隣亡 に棟上げを実施するのは避けたほうがいい ということですね!
三隣亡 については 以前も取り上げて投稿させて頂きましたが 昔は 三輪宝 と書き 吉日でした…

今は 三件の隣家が亡ぶ という意味になってしまっていますので 注意が必要です!

今の時代は 特に何も気にするようなことはないのですが 地域のご近所の方には 非常に嫌う方も見受けられるケースもあります。
気にしなくてもいいよ というハウスメーカーなどもありますが…
建ててしまえば終わり な建築業者にこんなこと言われたくない と私は常々思います!

これから先も みなさんの近所付き合い は続くわけですので 一生涯 チクチク文句言われる可能性も考えると 三隣亡 の上棟は避けておくことは無難な策だと思います!
実際 実施しちゃうハウスメーカーはすごく多くみられます ので 必ず確認してみて下さいね。

棟上げ や 上棟式を実施する際の 持ち物や流れなど その地域 によって内容も変わります。
建築業者に事前に相談して どのようにするのがいいのか 判断されるのが無難かと思います。


地域に根付いた昔からの習わしです…
面倒なことが多いし費用も掛かります が 実際に棟上げに立ち会うと 自分の家が建てられていく様を直視して 感動されることでしょう。
余裕があったら 実際に上棟式まで執り行うのも きっと思い出深い 特別な一日となると思いますよ (^^)/


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