— 地震 に 耐える 家づくりの条件 —
家を建てようと思った時 一番気にされること… それはやはり 『 耐震性 』です!
かつて 震度6強以上の地震は 約100年に 1度 と言われてましたが 最近では 10年に1度 くらいの頻度 で発生しているのが現状です。
家族の命と財産を守る為、住宅における耐震性能の指標である 『 耐震等級 』 について検証してみましょう…
< 耐震等級とは >
2000年に施行された 住宅の品質確保の促進等に関する法律【品確法】に定めた判りやすい耐震性の基準のことを指します。表記としては 等級1~3 まで3段階で示されます。
高い数字ほど 強度が高いと思ってください…
【耐震等級1】 ※建築基準法の耐震性を満たす水準
・100年に1度 発生する地震(震度6~7程度)に対して倒壊や崩壊しないレベル
・数十年に1度 発生する地震(震度5程度) では住宅が破損しないレベル
※注意点として 上記内容からの判断基準では 震度6強ではある程度の損傷は容認で 修繕や建替えは必要かもしれません
【耐震等級2】 ※等級1の1.25倍の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準
・長期優良住宅では 2等級以上が認定条件となります。
【耐震等級3】 ※等級1の1.5倍の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準
・住宅性能表示制度で定められた最上級のレベルとなります。
ちなみに 建物に掛ける地震保険ですが 耐震性能によって割引率が異なります。
等級1: 10% 等級2: 30% 等級3: 50%
注意点として 法律上 耐震性能を満たす水準は 等級1 です。
建築基準法上ではこのような定めとなってます。つまりは 等級2や3は 任意 なのですね!
高い等級を求めれば 間取りプランの制約も厳しくなり 柱や壁が増え 開放感のある空間など 対応が難しくなってきます。
皆さんの命は建築会社が守ってくれる訳ではありませんが、やはり 今の時代 耐震等級3 は必須 と言えるのではないでしょうか。
安心安全な暮らしの為、間取りプランを作成する際のこだわりとして 耐震等級3 にはこだわりを持つことが大切ではないかと私は常々感じております。
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